旅人の部屋(32)2012年全豪オープンテニスinメルボルン 錦織&伊達混合ダブルス掲載
<概要>
会場のメルボルン・パークには開閉式の屋根付き競技場であるロッド・レーバー・アリーナを中心に、マーガレット・コート・アリーナを含む26面ものコートが整備されている。2000年にはサブアリーナとしてボーダフォン・アリーナ(現在のハイセンス・アリーナ)が建設され、2つの開閉式の屋根付きスタジアムを設けることになった。会場に開閉式の屋根を設置した大会は全豪オープンが最初である。本大会は熱中症対策として「エクストリーム・ヒート・ポリシー」(英語:EHP, Extreme Heat Policy)と呼ばれる独自ルールが導入されており、外気温が35度を上回るか、湿球黒球温度が28度を上回った際に、主審が試合開始時間を遅らす事が出来る。条件
を満たした場合、ハイセンス・アリーナとロッド・レーバー・アリーナに関しては屋根を閉めて試合が行われる。
男子シングルス部門の優勝者にはノーマン・ブルックス・チャレンジ・カップが、女子シングルス部門の優勝者にはダフネ・アクハースト・メモリアル・カップが、其々の表彰式の際にオーストラリア名物であるコアラのぬいぐるみと共に贈られる。2007年まではカンガルーのぬいぐるみが贈られており、これらは本大会ならではの光景となっている。
全豪オープンは、開催時期の変更も多い大会である。クーヨン・テニスクラブで開かれた時代、1976年までは現在のような1月開催であったが、 1977年には、1月と12月、2回開催された。その後、1978年から1985年までは、12月の年末に開催されていた。そして、1987年から、 1976年までのような1月開催に戻り、1988年には会場がメルボルン・パークに移転して、現在に至っている。会場移転の決定による開催時期の変更によ り(1985年12月 → 1987年1月)、「1986年全豪オープン」は開催されなかった。
「シーズン開幕直後・真冬の北半球とは逆の真夏の大会・北半球の欧米諸国からの長時間&長距離の移動と時差」などの要因で、毎年の大会は上位選手の欠場や序盤での敗退が多い。このように、全豪オープンは他の3大会に比べて番狂わせの起こりやすい大会である。
<観戦内容>
2012年シーズン最初のグランドスラム(4大大会)が真夏のオーストラリア・メルボルンで幕を開ける。シーズンの行方を占う全豪オープンを観戦してきました。
男子のトップ戦線の中心は、2011年、グランドスラム3大会を制し世界ランキングトップに躍り出たジョコビッチ。全豪も過去2度優勝 しており優勝候補筆頭なのは間違いない。注目は世界ランキング3位のマレーで、2011年のグランドスラム全大会で準決勝以上、10月の楽天ジャパンオー プンではナダルを下して優勝するなど、好調ぶりが光る。近年、ナダル、フェデラーの2強に次ぐ存在だったジョコビッチとマレーが新シーズンを席巻するの か、この大会が一つの指標となる。また、世界ランキング24位に躍進し勢いにのる錦織圭は、グランドスラム初のシード権獲得が濃厚。これまでより有利な状 況からどこまで勝ち進めるかが楽しみだ。
実力伯仲の女子は、ウォズニアッキや2011年急成長を遂げた21歳のクビトバら若手をはじめ、シャラポワやセレナ・ウイリアムズらベテランが入り交じる 混戦模様。2011年の全豪で3回戦に進出した森田あゆみ、不屈の41歳クルム伊達公子らの日本勢にも期待がかかる。(※世界ランキングは2011年11 月7日付)
テニスの全豪オープンは16日、メルボルンで行われ、女子シングルス1回戦で41歳のクルム伊達公子(エステティックTBC)はエレニ・ダニリドゥ(ギリシャ)に3―6、2―6で敗れ、1968年のオープン化以降の全豪女子での最年長勝利はならなかった。
また期待の錦織はベスト8まで勝ち残ったが地元でも大ニュースでベスト16で敗退したヒュイットについで取り上げられていました。地元の評価としては、攻守のバランスを重視したテニスに取り組んだ結果最近、ランキングで自分よりも上の選手を次々と破って行きました。今回も相手に攻撃をさせず、様子を見るボールを打つことができるようになり、ディフェンス力が上 がった成果だとしています。動きのシャープさが相手選手を上回る試合をしていたのが印象的でした。今回特にメインコートのロッド・レーバー・アリーナに二日間席をリザーブしていた関係でナダル:ロペスの試合と大好きなヒュイットの三回戦で粘り勝ちした試合を最後まで観戦しましたが、特にナダルの安定したミスしない正確で力強いテニスと地元の観客の心を掴んだヒュイットの粘りとガッツあるプレーに改めて感動させられました。
⇒動画はこちらから
http://www.youtube.com/watch?v=E0ojHi8Mwtk&list=UUDwrFnEBintDpyB9l6mhQVA&index=2&feature=plcp
<概要>
会場のメルボルン・パークには開閉式の屋根付き競技場であるロッド・レーバー・アリーナを中心に、マーガレット・コート・アリーナを含む26面ものコートが整備されている。2000年にはサブアリーナとしてボーダフォン・アリーナ(現在のハイセンス・アリーナ)が建設され、2つの開閉式の屋根付きスタジアムを設けることになった。会場に開閉式の屋根を設置した大会は全豪オープンが最初である。本大会は熱中症対策として「エクストリーム・ヒート・ポリシー」(英語:EHP, Extreme Heat Policy)と呼ばれる独自ルールが導入されており、外気温が35度を上回るか、湿球黒球温度が28度を上回った際に、主審が試合開始時間を遅らす事が出来る。条件
を満たした場合、ハイセンス・アリーナとロッド・レーバー・アリーナに関しては屋根を閉めて試合が行われる。
男子シングルス部門の優勝者にはノーマン・ブルックス・チャレンジ・カップが、女子シングルス部門の優勝者にはダフネ・アクハースト・メモリアル・カップが、其々の表彰式の際にオーストラリア名物であるコアラのぬいぐるみと共に贈られる。2007年まではカンガルーのぬいぐるみが贈られており、これらは本大会ならではの光景となっている。
全豪オープンは、開催時期の変更も多い大会である。クーヨン・テニスクラブで開かれた時代、1976年までは現在のような1月開催であったが、 1977年には、1月と12月、2回開催された。その後、1978年から1985年までは、12月の年末に開催されていた。そして、1987年から、 1976年までのような1月開催に戻り、1988年には会場がメルボルン・パークに移転して、現在に至っている。会場移転の決定による開催時期の変更によ り(1985年12月 → 1987年1月)、「1986年全豪オープン」は開催されなかった。
「シーズン開幕直後・真冬の北半球とは逆の真夏の大会・北半球の欧米諸国からの長時間&長距離の移動と時差」などの要因で、毎年の大会は上位選手の欠場や序盤での敗退が多い。このように、全豪オープンは他の3大会に比べて番狂わせの起こりやすい大会である。
<観戦内容>
2012年シーズン最初のグランドスラム(4大大会)が真夏のオーストラリア・メルボルンで幕を開ける。シーズンの行方を占う全豪オープンを観戦してきました。
男子のトップ戦線の中心は、2011年、グランドスラム3大会を制し世界ランキングトップに躍り出たジョコビッチ。全豪も過去2度優勝 しており優勝候補筆頭なのは間違いない。注目は世界ランキング3位のマレーで、2011年のグランドスラム全大会で準決勝以上、10月の楽天ジャパンオー プンではナダルを下して優勝するなど、好調ぶりが光る。近年、ナダル、フェデラーの2強に次ぐ存在だったジョコビッチとマレーが新シーズンを席巻するの か、この大会が一つの指標となる。また、世界ランキング24位に躍進し勢いにのる錦織圭は、グランドスラム初のシード権獲得が濃厚。これまでより有利な状 況からどこまで勝ち進めるかが楽しみだ。
実力伯仲の女子は、ウォズニアッキや2011年急成長を遂げた21歳のクビトバら若手をはじめ、シャラポワやセレナ・ウイリアムズらベテランが入り交じる 混戦模様。2011年の全豪で3回戦に進出した森田あゆみ、不屈の41歳クルム伊達公子らの日本勢にも期待がかかる。(※世界ランキングは2011年11 月7日付)
テニスの全豪オープンは16日、メルボルンで行われ、女子シングルス1回戦で41歳のクルム伊達公子(エステティックTBC)はエレニ・ダニリドゥ(ギリシャ)に3―6、2―6で敗れ、1968年のオープン化以降の全豪女子での最年長勝利はならなかった。
また期待の錦織はベスト8まで勝ち残ったが地元でも大ニュースでベスト16で敗退したヒュイットについで取り上げられていました。地元の評価としては、攻守のバランスを重視したテニスに取り組んだ結果最近、ランキングで自分よりも上の選手を次々と破って行きました。今回も相手に攻撃をさせず、様子を見るボールを打つことができるようになり、ディフェンス力が上 がった成果だとしています。動きのシャープさが相手選手を上回る試合をしていたのが印象的でした。今回特にメインコートのロッド・レーバー・アリーナに二日間席をリザーブしていた関係でナダル:ロペスの試合と大好きなヒュイットの三回戦で粘り勝ちした試合を最後まで観戦しましたが、特にナダルの安定したミスしない正確で力強いテニスと地元の観客の心を掴んだヒュイットの粘りとガッツあるプレーに改めて感動させられました。
⇒動画はこちらから
http://www.youtube.com/watch?v=E0ojHi8Mwtk&list=UUDwrFnEBintDpyB9l6mhQVA&index=2&feature=plcp