グルメ三昧

ミシュランレストランを中心に食べ歩きを趣味として個人的な評価を記載したブログを作成しました。特に新しいミシュランになった店や話題の店を訪問しています。参考にしていただければ幸いです。

2021年11月

グルメの部屋(3923)高柿の鮨  水天宮からすぐの裏通りの静かな一角、ひっそりしつつ味わいのある店構えの江戸前寿司店

寿司屋  < 2021年ミシュランガイド東京☆ ⑱ >

住所: 東京都中央区日本橋蛎殻町1-30-2  03-6231-0923

(評価)☆☆☆1/2☆ / 3.6

(*評価基準:5=毎週行きたい/ 4=1回は行きたい/ 3=年一回程度/ 2=もう行かなくても/ 1=絶対行きたくない)

*評価については、事前期待と事後評価にギヤップがある程(事後評価の方がいい場合)高くなるように☆を付けています。またシナリオを持っている店を評価しています

(コメント)

半年ぶりにオランダから帰国した同伴者が帰国後コロナ待期期間終了したので、まず美味しい寿司屋に行きたいとのリクエストを受けて、ミシュラン2022年度版が間もなく発売される時期を前にしてまだ訪問していないミシュランの鮨屋を選び訪問してみました。場所は日本橋蛎殻町で水天宮からすぐの裏通りの静かな一角、ひっそりしつつ味わいのある店構えとなっています。店内は大正時代の民家を改築したレトロな店内で6席のみ、狭いながらも欄間の設えもあり、高い天井の空間を上手に使っています。こうした雰囲気は嫌いではありません。ここのご主人は新橋の名店「しみづ」の出身で20189月オープンし32歳でミシュラン一つ星を取得しました。ここの鮨の特徴は、大きめのシャリで強めの酢、赤酢と梅酢で握る鮨です。大きめのシャリでしっかり握っているにも関わらず口に入れるとふわりとほどけネタとのバランスがぴったりです。お任せコース11,000円をお願いしました。寿司屋で最初に味わうのがガリです。ここのはガリは全く甘味のないタイプでいくらでも食べられます。お代わりをしてしまいました。。握りの内容は
墨烏賊:小柴。厚切りの切り付けが更に「あの」みっちりとした食感を助長。
赤身:ここから最後まで赤酢が効いたシャリに。
中トロ:口の中ですぐに溶ける、大きめの魚体だが獣臭ささはない。
赤貝:紐は中に、山葵は表と裏に。非常にいい香りと汁。
細魚:千葉、非常に柔らかい。
蛸:さっぱりとした塩味、シャリがこれだから食べられる。
甘エビ:甘くてねっとり。
鰤:くどくない脂

:特になし
蛤:ツメ。漬け込み具合が濃厚で伝統的仕事、臭み無し。
車海老:尻尾付き、しっとり。サイズ感は最近の寿司屋の中ではあまり大きくない方。

いくら:普通のクオリティ  
玉子:山芋の粘土と甘みがデザートのよう。
椀:しじみ汁
昼の握りだけのコースなので大好きな穴子がなかったのが残念だった。握りのフォルムは気持ち細長くてしっかり握って高さが出ていますが時々崩れて食べにくいものもありました。シャリは酸味と塩が強めで食感もしっかりしています。ネタもインパクトがあって1カン毎に中々の迫力ですがミシュランの鮨屋として流石というものがなかったのが残念です。大将は寡黙であまり会話を続けるようなタイプではないので淡々と出てきたものを食べ続けるような感じで、一時間で12貫いただきました。ミシュランならではの感動の握りが1貫欲しかったです。いも焼酎一杯いただいてひとり13,000円でした。珍しく写真は禁止で詳細は取れなかったのも残念でした。期待していただけに今回はやや残念な結果でした。同伴者とは帰国ごとに「かねさか」「一柳」「佐竹」と訪問していますが、他の店が良かっただけに、評価としては普通とのことでした。納得です。()

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グルメの部屋(3922)人形町鳥近  人形町名物の濃厚で甘めな絶品持ち帰り卵焼き

玉子焼き

住所: 東京都中央区日本橋人形町1-18-6 人形町鳥近ビル 1F 03-3666-3600

(評価)☆☆☆

(*評価基準:5=毎週行きたい/ 4=1回は行きたい/ 3=年一回程度/ 2=もう行かなくても/ 1=絶対行きたくない)

*評価については、事前期待と事後評価にギヤップがある程(事後評価の方がいい場合)高くなるように☆を付けています。またシナリオを持っている店を評価しています

(コメント)

人形町に立ち寄ると必ずお土産としてここの玉子焼き(900)を購入してその日の夕食で食べます。場所は人形町下車1分、見た目は普通の鳥肉屋さんです。焼鳥も人気でよく売れていますが、なんと言っても一番人気は「玉子焼き」。甘めの玉子焼きは、出し汁がはみ出るくらいジューシー。滑らかさもあって、大好きな一品です。人形町のお土産というと結構ありますがこれが一番です。1日平均500本くらい売れるらしいです。この玉子焼だけで、ご飯のおかずにもなります。

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グルメの部屋(3921)Takumi(タクミ)   西麻布にある組合せの妙を正確に理解し、楽しめるレストランとしてミシュランを獲得したフレンチ

モダンフレンチ < 2021年ミシュランガイド東京☆ ⑰ >

住所: 東京都港区西麻布1-11-10 ビルマーサ 1F  050-5594-5442

(評価)☆☆☆1/2 / 3.8

(*評価基準:5=毎週行きたい/ 4=1回は行きたい/ 3=年一回程度/ 2=もう行かなくても/ 1=絶対行きたくない)

*評価については、事前期待と事後評価にギヤップがある程(事後評価の方がいい場合)高くなるように☆を付けています。またシナリオを持っている店を評価しています

(コメント)

今年も残り1カ月あまりとなりコロナのせいであまりミシュラン2021年の掲載店は訪問できなかったがこの時期に訪問したい店をリストアップして訪問しました。そのうちのひとつがこの店。開業2年目でミシュランの星をスピード獲得した店でここの大槻シェフは数々の本場ミシュラン店で修業した若きシェフで、料理は、食材のロジカルな組合せと仕上がりが楽しくて美味しいといわれている店です。お店のコンセプトは「組合せの妙を正確に理解し、楽しめるレストラン」曖昧な印象だけで料理を捉え、コース料理を食べ終えた時には、すでにコース序盤の料理の記憶が薄れている。そのような事のないよう、Takumiらしい個性溢れるお料理を用意しましたと記載されている。そのせいか説明カードや食材のサンプルの小瓶を用いたプレゼンテーションで美味しさだけでなく、料理の内容やシェフ大槻卓伺の意図を出来るだけ正確に伝えるようにしているそうです。確かにお料理が提供される毎に、説明が書かれた葉書大のカードがテーブルに置かれます。これは面白いですね。

場所は六本木駅から西麻布方面に56分歩いた小路に佇んでいました。店内はダークブラウンと白を基調としたシックな空間、店内には静かにBGMが流れています。昼にもかかわらず満席でした。注文は7,800円のお任せコースです。まずはシャンパーニュで喉を潤します。■本日の7150円(税込)のコース内容は以下の通り

♦サーモンの低温料理 玉ねぎと梨のドレッシング

スモークされたさーもんの味はとても美味しくタテルヨシノのスペシャリテと同じクオリティ

♦白子のムニエル 下仁田ネギを添えて

日本の旬の食材をフレンチの技法で組み合わせた一皿。やや微妙な味でしたが美味しかったです。

♦フォアグラのポワレと豚肉のパテと栗のピューレ / 栗の存在感と古典フレンチの田舎風パテの組合せ

♦ヒラメのポワレ、トリュフとフユイユのソース / 古典フレンチの焦がしバターのムニェルが香豊かに仕上がっています。

♦仔羊のロースのロティ / グリーンペッパー風味のソースとの愛情抜群ですが個人的には好みの味ではなかったです。

♦バラのブランマンジェ、バラのソース、バラの泡、アーモンドクッキー / 大槻シェフのスペシャリテ。絶対食べるべきメニュー。
♦アメリカンチェリーのクラフティ /火の入った暖かいアメリカンチェリーのコンポートとプリンの組み合わせが美味い。
♦ミニャルディーズ / オペラがミニチュア版で超〜小さい。しかししっかり作り込んであります。食べるとメチャメチャ印象に残るコーヒー感とチョコレートのハーモニーで、最後まで感動します。
シャンパンと白ワインをお願いしてひとり12,000円は、コスパは素晴らしいです。

感想としては食材の選択とその組合せが考え抜かれ、研究し尽くされていて感心する。開業2年目にして獲得したミシュラン1つ星。個人的には味は今一つ好みではないので評価が低くなりましたが、古典的フレンチと日本の食材の融合をテーマにしていることは感じられる。何よりシェフ、ソムリエ、パティシエ、サービス担当1人に至るまで、明るい笑顔を絶やさず、一生懸命で真面目でした。この店のストロングポイントはなんといっても、ランチのコスパがいいこと。女子会や誕生日会には最適のフレンチだと思います。今回ファッション系女子のインスタ映えする店とのリクエストで訪問しましたが確かに女子受けする内容でした。食材にコストをかけず手間暇かけてと言いたいところですが、本日もサーモン、白子、フォアグラ、トリュフ、ヒラメ、仔羊となかなかの食材も登場。そして相変わらず手の込んだメニューのオンパレードであり、これ利益出ているのかな?と勘ぐってしまいます。またデセール系もいいです。スペシャリテのバラのブランマンジェはすばらしいです。食材、火入れ、ソースなどフレンチの基本を熟知した上で、シェフのフランスでの経験と考え抜かれた調理により、全く新しい美味しさを産み出している。のも当然のことと思われる店です。これからクリスマスにも最適のデートレストランです。
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グルメの部屋(3920)かふぇ あっぷる    人形町で本格的炭火焙煎珈琲とケーキが美味しいレトロな喫茶店

カフェ

住所: 東京都中央区日本橋人形町3-4-13 日本橋石田ビル 1F  03-3639-1445

(評価)☆☆☆

(*評価基準:5=毎週行きたい/ 4=1回は行きたい/ 3=年一回程度/ 2=もう行かなくても/ 1=絶対行きたくない)

*評価については、事前期待と事後評価にギヤップがある程(事後評価の方がいい場合)高くなるように☆を付けています。またシナリオを持っている店を評価しています

(コメント)

人形町で美味しい珈琲を飲みたくなったら必ずこの店を一番に訪問します。場所は東京メトロ人形町駅すぐの人形町交差点の近くで、店の入口には炭火焙煎珈琲と書かれた木の看板があり、別の看板にはおすすめの珈琲は「モカ マタリNo9」と書かれてあり、珈琲にかなりこだわりがあることが分かります。また、看板に書いてある以下のケーキが写真付きでとても美味しそうです。お薦めは1,320円の珈琲とケーキのセットです。今回はクリームブリュレと珈琲をお願いしました。いつもカウンターに着席します。店内は上質で300年以上の古材の大きな梁があるだけでなく梅や百合等の生け花がふんだんにあり、また壁には絵画もあり、BGMはバイオリン等クラシックが心地良く流れています。特に百合の香は癒されます。棚には高級な食器が並んでおりそれで飲むことができます。クリームブリュレは生クリームが美味しいです。その他では自家製パイハウスチーズケーキもチーズがかなり美味しくこれはこのコクのある珈琲ととても合います。上品なこだわりのある昭和の喫茶店でとてもオススメです!

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グルメの部屋(3919)天馬 青山店  「マツコの知らない世界」で絶賛のカレーパンが美味しいカレー専門店

カレーパン・カレー

住所: 東京都港区南青山3-8-40 青山センタービル 1F  03-6434-0590

(評価)☆☆☆

(*評価基準:5=毎週行きたい/ 4=1回は行きたい/ 3=年一回程度/ 2=もう行かなくても/ 1=絶対行きたくない)

*評価については、事前期待と事後評価にギヤップがある程(事後評価の方がいい場合)高くなるように☆を付けています。またシナリオを持っている店を評価しています

(コメント)

カレーパンといったらこの店がまず思い当たる表参道にあるカレー屋さん。ここのカレーパンは絶品で、いつも行列が絶えないです。以前「マツコの知らない世界」でも紹介されていて、ファンも多いみたいですが昔からこの店の前を通ったら必ずお土産として購入しています。ここのは全部で5種類あり、一番好きなのはやはりビーフカレー(250)パンです。その他キーマカレー(250)は一番辛いやつ。辛いというより、スパイシーという感じ。沢山スパイスを入れて本格的なカレーを楽しめる。たっぷりモッツァレラカレー(250)は温めると、たっぷりのモッツァレラチーズが中からとろ〜りとろけだすのが素晴らしい。パンの部分は、これまた絶品。揚げ方が絶妙。カリッともちっとしてる。テイクアウトしておうちで食べてもしっかりカリもち感が持続します。

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グルメの部屋(3918)フライングガーデン 若松原店  TVでおなじみの宇都宮名物の爆弾ハンバーグの店

ハンバーグ

住所: 栃木県宇都宮市若松原1-2-27  028-688-1601

(評価)☆☆☆

(*評価基準:5=毎週行きたい/ 4=1回は行きたい/ 3=年一回程度/ 2=もう行かなくても/ 1=絶対行きたくない)

*評価については、事前期待と事後評価にギヤップがある程(事後評価の方がいい場合)高くなるように☆を付けています。またシナリオを持っている店を評価しています

(コメント)

宇都宮でゴルフの帰りにTVで見たここの名物の爆弾ハンバーグを頂きに立ち寄りました。栃木生まれのこのハンバーグは、大人の拳位のサイズ(240g)で爆弾(手榴弾かな)の形、中はレアな状態で提供される時に鉄板の皿の上で半分に割り中に火を通す感じのハンバーグです。1991年に宇都宮に登場してからは超人気店になり今回TVで紹介されてから更に全国区になったようです。外観はファミレスで店内もファミリー層でいつも満員のようです。今回超巨大のKINGサイズと温野菜の限定メニューをチョイス。ソースはマスタードソースでお願いしました。油避けのシートを広げて、焼き上がりを待ちます。パチパチ音がおさまったら出来上がり、粒マスタードソースと超粗挽きお肉、少しだけ酸味を感じるソースは、お肉の油をスッキリして飽きません。ハンバーグ自体はほぼ肉のみで他の混ざりはないのであっさりしていて美味しくいくらでも入りそうです。あっという間に完食してしまいました。東京にはほぼ見ないので北関東圏に行ったら必ず寄りますね、ご馳走さまでした。

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グルメの部屋(3917)慈華(itsuka 「麻布長江」出身の店で白湯を使ったフカヒレが名物の今年ミシュラン取得した中華の星の店

中華料理 < 2021年ミシュランガイド東京☆ ⑯ >

住所: 東京都港区南青山2-14-15 五十嵐ビル 2F  050-5456-9694

(評価)☆☆☆☆ / 4.0

(*評価基準:5=毎週行きたい/ 4=1回は行きたい/ 3=年一回程度/ 2=もう行かなくても/ 1=絶対行きたくない)

*評価については、事前期待と事後評価にギヤップがある程(事後評価の方がいい場合)高くなるように☆を付けています。またシナリオを持っている店を評価しています

(コメント)

最近中華料理を食べていなかったので、久しぶりに中華で気になった店を訪問してみました。ミシュラン2021、一つ星を初めて獲得されたお店の『慈華』さんへ予約訪問です。(完全予約制)
2019
12月にオープンしての受賞です。ここのシェフは麻布長江の長坂松夫氏のもとで10年ほど修行し「麻布長江 香福筵」のオーナーシェフに就任するという実力派です。「麻布長江」出身のシェフといえば、ミシュラン三ツ星「茶禅華」の川田シェフが有名です。今回は「麻布長江」を代表するメニューが白湯を使ったフカヒレが狙い目です。同伴者もフカヒレが大好物とのことで食べる気満々での訪問です。場所は外苑前駅より徒歩で約5分、分かり易い立地です。地下には「ナリサワ」のバーがあるビルの二階にあります。店内はダークグレーを基調とした内装に落とし気味の照明。そんなにゴテゴテ感は無く良くある中華っぽい重たい雰囲気。そして中央には景徳鎮の立派な壺が飾ってあります。使われる皿も大半は景徳鎮で緊張します。サービスはビシッとしたスーツで決めた中年の男性と若い細身の男性2人で、ミシュラン1つ星の貫禄を感じさせるスマートなサービス。客席は4人テーブル×5卓とどうやら奥に個室があるようです。本日は満席でしたが、4人テーブルに1人で座らさて頂き、ソーシャルディスタンスはバッチリの安心感。コースはランチ限定 フカヒレを含む季節の食材おまかせ12,100円(消費税・サービス料10%込み)

まずは白ワインでスタートです。
運気の上がる前菜盛り合わせ(この店のスペシャリテ)
干豆腐(押し豆腐)と紅芯大根の葱油和え ・ カシューナッツ 甜麺醤で味を付けたおつまみ ・ 岩手県大船渡の〆鯖 お店オリジナルの青豆板醤のせ ・ 京都丹波黒豆 中華スパイスに八角やシナモンで炊いて ・ 京都の葛切り 上には姫サザエ 醤油とディルにパクチー
牡丹エビの中華醤油漬け 卵を抱えてます ・ 赤蕪と黒大根のピクルス 能登の高農園さんの野菜 ・ 海月の頭部の甘酢漬け ・ 地鶏胸肉のよだれ鶏
お皿は縦置き専用の有田焼、のぼり龍をイメージした盛り付けの前菜、左下から上に向かうようにいただきながら、運気を上げるそんな思いが込められています。飾られているのは紅葉したイチョウの葉で秋らしい雰囲気を醸し出しています。
茨城飯沼栗と白木耳の特上スープ / 景徳鎮の器には、熱々の栗のスープ。身体が温まります。
白カジキのクレープ 今まで食べたことがない食感ですが美味しいです。カジキが見事に調理されて魚感がありません。

鱈の白子と干し肉の春巻きとししゃものフリット/素晴らしい味わいでまさに逸品。白子の美味しさはかなりの衝撃を受けました!

気仙沼ヨシキリ鮫 鱶鰭 /見た目はよく見る鱶鰭煮なのですが、白湯スープがさらりとしたあっさりタイプ、これが後を引く美味しさです。もやしと黄ニラのシャキッとした食感も良いですね。このタイミングで土鍋ご飯が炊き上がりです。鱶鰭をいただいた後スープにご飯を投入♪
魚沼産のコシヒカリが粘りがあり、スープとの相性が抜群です、美味しいー!!
千代幻豚団子 焦がし唐辛子 花椒 黒酢
千代幻豚(チヨゲントン)、名前の如くとても希少な豚は、日本で唯一、長野県の岡本養豚場さんからしか出荷されていない品種だそうです。その豚を中華包丁で粗めにミンチにして、獅子の頭に見立てて丸く団子状にされてます。焦がした唐辛子の風味が良い、黒酢の酢豚です。
そこに先程のご飯を付けていただき、ほくほくの美味しさです。

坦々麺 〆は4種類から選びますが坦々麺に。舌の奥に少しだけ痺れを感じますが、辛くはありません。辛いのが苦手な私には丁度良いです。平打ちの麺がシコシコとして美味しい。支配人にこれは広尾のはしづめの麺ではと確認したらピンポンとのことでした。胡麻の風味も良いです。麺を食べたらスープにご飯を投入、これがまた旨い。辛さはないけどやはり汗がじんわりと、スパイス効果テキメンです。
デザート
金木犀のゼリーにマンダリンの陳皮
甘さすっきり、乾燥させたマンダリンオレンジの皮の苦味が良いアクセントです。烏龍茶を台湾で改良したお茶で、ココナッツミルクの様な香りが独特です。サービスのスタッフ様のとても丁寧な接客が印象的でした。料理の説明もゆっくりと聞き易かったです。ゆっくりと約2時間、料理の美味しさを堪能させていただきました。

全体的な印象としてはオーソドックスな中華であり最近のヌーベルシノワ的なものとは違う内容です。料理の構成は、前半はなんとなく優しいテイストであり、後半戦は濃厚な味にした構成のようです。四川料理だけでなく、広東系の料理など(冬瓜のスープもかな)も自在に組み合わせる。特に1番印象に残ったのはやっぱりフカヒレで繊維質がよりきめ細かく濃厚な旨味。基本的にはあまりフカヒレは好きではないですがここのは満足の味でした。その次に美味かったのは担々麺。とくにそのソースに感動。中国醤油が山椒との素晴らしいハーモニーを出していました。さすがは2019年に麻布長江から移転してわずか1年でミシュラン東京2021の1つ星を獲得しただけのお店でした。店名の「慈」=慈しむ、という思いは、食材への思いだけではなく、ゲストへの配慮という意味もあるのだろう。慈華は今年、新たにミシュラン1つ星を獲得した店でした。

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グルメの部屋(3916)人形町かつ好    今年ミシュランビブグルマンに新たに登場した人形町にある和食のような作りのとんかつ店

とんかつ <2021年ミシュランビブグルマン ⑧>

住所: 東京都中央区日本橋人形町3-4-11  03-6231-0641

(評価)☆☆☆1/2 / 3.7

(*評価基準:5=毎週行きたい/ 4=1回は行きたい/ 3=年一回程度/ 2=もう行かなくても/ 1=絶対行きたくない)

*評価については、事前期待と事後評価にギヤップがある程(事後評価の方がいい場合)高くなるように☆を付けています。またシナリオを持っている店を評価しています

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(コメント)

今年ミシュランビブグルマンに新たに登場したトンカッ専門店で、ミシュランのとんかつ部門の入れ替わりは結構激しいので、2022年のミシュランが発表される前に訪問したいと思い、今回ランチタイムに訪問してみました。場所は東京メトロ人形町駅近くの人形町交差点近くではありますが、かなり細い路地裏にありなかなか見つけにくい場所にひっそり佇む店です。しかし店構えから上質で、和食の店のようで美味しいお店オーラが出ています。予約したのですぐにカウンター席に案内されました。店内はかなり上質で雰囲気があり天井には大きな木の梁があり、所々壁には竹も使われ、そして床は板で、木製テーブルもこだわりを感じます。コロナ用のパネルもありトンカツ屋にしては清潔感があり和食の雰囲気があります。最近グルメの機会が多いので少し節制する意味で本来この店はロースカツが名物のようですが、今回ヒレカツ150gとご飯・味噌汁のセットで2,860円をお願いしました。熱いお絞りとお茶を頂きながら、小さい文字で書かれたメニューを見ると4,000円のコースが色々な揚げ物が入っていてお得感がありそうでした。常連客が多く皆さんロース150gをオーダーしていました。カウンターの前がそのまま、オープンキッチンになっていて、包丁捌きや、トンカツの揚げ模様をライヴで観察できる環境です。暫くするとヒレかつ150gが登場。小さ目に切れていて一口サイズで食べやすいです。最近流行っているトンカツは「檍」に代表される厚目で肉汁がタレそうなものがうけていますが、こちらのはしっかりまとめられた小ぶりのヒレカツです。ヒレはサクッとしており中は柔らかく、好みの仕上がりでした。ソースだけでなく、塩、山葵、お醤油もついてくるのでお好きな味で食べられる点もよいです。私が気に入ったのは山葵。そんなに辛すぎないのでお肉のじゃまをせず、それでいてさっぱりいただけるのでこってりが苦手な方でもこの食べ方であればたくさん食べられると思います。ごはんもふっくら炊けており、お味噌汁もアサリのお味噌汁で濃すぎず薄すぎずちょうどよいお味でした。全くしつこさを感じない、むしろあっさりなカツです。全体的には、非常に洗練されており、細部にまで気が配られた、上品な一品でした。とんかつにガッツリした満腹感を求める方には物足りないかもしれませんが、料理としての完成度は高いです。これは、ランチよりも夜にお邪魔して、好みの素材を揚げてもらいながら楽しむお店なのでしょう。次回は、そんな使い方をしたいと思わせるお店でした。

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グルメの部屋(3915)スターバックスコーヒー TSUTAYA 横浜みなとみらい店    TSUTAYAとスタバを併設した最新型店舗で広くて居心地よいカフェ

カフェ

住所: 神奈川県横浜市西区みなとみらい4-7-1 MM.ミッドスクエア F 045-226-1073

(評価)☆☆☆

(*評価基準:5=毎週行きたい/ 4=1回は行きたい/ 3=年一回程度/ 2=もう行かなくても/ 1=絶対行きたくない)

*評価については、事前期待と事後評価にギヤップがある程(事後評価の方がいい場合)高くなるように☆を付けています。またシナリオを持っている店を評価しています

(コメント)

みなとみらい線みなとみらい駅が最寄になるTSUTAYAとスタバを併設した店舗です。横浜と桜木町を結ぶ広い並木通り沿いにある大きな細長い店舗で大きなガラスで覆われた明るく広いのがいいのでたびたびここで本を読む好きなスポットのひとつです。お店はカウンター席、テーブル席が中心で200席あるかなりのマンモス店舗です。ソーシャルディスタンスがきちんと確保されています。いつもチャイラテ440円を注文して東京カレンダーを見るのがお決まりのパターンです。本とコーヒーがある空間、こういう場所が多いと楽しいです。
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グルメの部屋(3914)l'intemporel(ランタンポレル)  新たにミシュランに登場した若きイケメンのシェフのくりだすモダンフレンチ

モダンフレンチ < 2021年ミシュランガイド東京☆ ⑮ >

住所: 東京都港区南青山4-9-3 VIVREAOYAMA 1F  050-5594-5828

(評価)☆☆☆☆ / 4.1

(*評価基準:5=毎週行きたい/ 4=1回は行きたい/ 3=年一回程度/ 2=もう行かなくても/ 1=絶対行きたくない)

*評価については、事前期待と事後評価にギヤップがある程(事後評価の方がいい場合)高くなるように☆を付けています。またシナリオを持っている店を評価しています

(コメント)

今年ミシュラン2021で一つ星を獲得した期待のフレンチのお店で早速訪問しようと思いましたがコロナでブレーキがかかりやっと思い立って1年かかりましたが予約訪問しました。ここのオーナーはかって「ツキシューラメール」や「レザンファンギャテ」でワイン会を主催したときにお世話になった古賀さんです。数年前オープン時に一度お邪魔しましたが、最近シェフが変わったようで、金川大輝シェフが2代目シェフに就任以来さらに評判をよんで人気急上昇し、2021年にはミシュランを獲得しました。場所は外苑前から徒歩7分、有名な天ぷら元吉、寿司屋の海味など名店が建ち並ぶエリアです。シェフはフランスのミシュラン二つ星のラマリーヌ(ノワールムーティエ)で最近までいらした方です。店名はフランス語で、時間を超越したとか永遠不変の、という意味のようです。店内はシックですが温かみがあり、居心地がよいスペースでテーブル3席、個室テーブル1つということでなかなかこじんまりしているので完全予約制です。今回個室席に案内されましたが同伴者は落ち着いたスペースで庭も見えていたく気に入ったようでした。コース内容は11,000円のお任せコース。

まずAYALAのシャンパンで乾杯しスタートです。内容は
♦アミューズ3品・ウニのコンソメロワイヤル/ ウニと卵の甘さが際立つ塩を極力使わないスタイル。・アメリカンチェリーのピクルス/ 中に胡椒を効かせたヨーグルト、上にオレガノの葉をあしらったもの。・イワシのタルト / その日の朝鳥取で揚がったばかりのイワシを使用。タルトの上に大根のピューレ、イワシ、レモンの皮のコンフィをあしらったもの。
♦スペシャリテ①茸のスープ ②やりいか

♦魚料理/ さわらとたこ / 絶妙に火入れしたさわら、白ワインソース、エシャロットのフリット
これもまた身がブリブリで堪らない旨さ。ソースもフレンチの王道ながらしっかりと美味しく確かな実力でぶん殴られました。
♦肉料理 / 仔牛のロースト めちゃ大きいいちご部分のロースト。脂の美味しさが尋常じゃなく旨すぎてどうにかなりそうでした。

♦デセールクロームダンジュ/絶対に美味しい組み合わせ。濃厚でいくらでも食べられそうな一皿。
♦小菓子/自家製生キャラメル トロットロ。美味しすぎていつまでも舐めていたい。
シンプルだからこそその丁寧さが伝わる料理の数々で、一皿一皿に拘りを感じました。全体的に和食とフレンチの融合したような料理でした。特にメインにあたる魚料理と肉料理の味付けが抜群で若いシェフなのに才能の素晴らしさが良く出ていて末恐ろしいシェフだと思いました。まだ色々料理に引き出しがありそうで楽しみな店です。数年前にフランスでの修業を終えたばかりの29歳のイケメン若手シェフ、真剣な眼差しで料理を作る姿が印象的でした。いいワインの品揃えが多くワイン好きには堪らない店で古賀さんの適格なセレクトが素晴らしいです。今回はコロナ明けで久しぶりに大好きなシャサーニュ・モンラッシェを開けてくれました。店内はゆったりとした時間が流れ、至福のひと時を過ごすことが出来ました。再訪間違いなし、自信をもっておすすめしたくなったお店です。ごちそうさまでした!ワイン二杯(シャサーニュ・モンラッシェ)を久しぶりに頂いてひとり15,000円は極めてCPが良い店です。あえていうとシェフひとりで料理を担当しているので今回他に客6名いたので料理一皿の間隔がやや長かったですが約2時間でしたので許容範囲だと思います。現在の食べログの点数は3.64ですが、個人的には食べログの点数とは大きくかけ離れた高いレベルのレストランだと思いました。コロナ明けで、どんどん予約取れなくなりそう。

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